前に防犯フィルムを貼ってもらう時の良い施工店の見極めについての記事を書きました。
今回は、その内容に付け加えるものです。
最近は、社会の情勢の変化から防犯に関する意識の変化もあり、いろいろな防犯対策を実施される方が増えておられます。それで、当然の流れから防犯対策を売りにする業者やお店も増えています。例えば、清掃サービスを展開されている大手のフランチャイズ店が、防犯フィルムも貼りますとうたっていることがあります。掃除をお願いしたついでに貼ってもらえたら余計な手間もかからないので、お願いしやすいという面もあるかもしれません。
また、窓にフィルムを貼るという作業自体は、DIYでも可能な作業ではあります。それで、そのような別の職種といえる会社も導入しやすいのかもしれません。
しかし、考慮にいれておかなければいけない点があります。やはり専門でしている施工店とは、スキルやノウハウなどの点で大きな差があるという点です。
一つの例を出しますと、あるお客様が防犯フィルムを検討されていて、初めはインターネットでも検索してヒットした有名な大手清掃業者に連絡をいれたそうです。よい感触でしたが、防犯フィルムのCPマークについて貼っていただけるかの話をしますと、話をはぐらかしたようです。私は、その話を聞いてピンときました。つまり、CPマークを貼れる業者ではないのです。つまり、CPマークの適合製品を扱い貼ることはできるのだけれども、CPマークは、有資格者でなければマークを入手も貼ることもできないので、話をはぐらかしたわけです。CPマークは、国家資格の「防犯フィルム施工技能者」でなければ、申請して入手もできないですし、資格者が施工しなければ貼れないことになっています。この、「防犯フィルム施工技能者」は国家資格の「ガラス用フィルム施工 一級および二級技能士」が持っている資格になります。
上記のことは、施工店を見極めるべき理由の一つにすぎません。特に防犯フィルムは、専門店や職人でも高いスキルが求められるフィルムの一つになっています。もちろん、上記の資格があれば必ず腕の良い職人や施工店である証明となるわけではありません。それでも最低でも、上記の「防犯フィルム施工技能者」がいる施工店でのご用命を願うところです。
施工店を見極める一助にしていただければ幸いです。