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遮熱フィルム製品の選び方

まだまだ暑い日が続きますが、これからは太陽の位置が低くなってきますので日差しが部屋の奥まで入ってくるようになってきてその意味での暑さも感じる時も多くなっていきます。

そこで、窓ガラスフィルムの中の遮熱フィルムと言われることの多い、日射調整フィルムを取り上げます。このフィルムを貼ることによって日差しによる不快感を大幅に軽減するのに大変有効です。

これまでも遮熱フィルムについては扱ってきましたが、具体的な製品を選ぶ上で参考になることを扱っていきたいと思います。

 

まず何よりも暑くならないほうが良い場合は、遮熱効果が抜群に高い、シルバー系(ミラー系)の遮熱フィルムです。具体的には、グラフィルでは、RSP15   RSP35 と言った製品です。3M では、シルバー18  シルバー35 と言った製品です。金属を蒸着させていて遮熱効果は窓フィルムの中で群を抜いていて比較的に昔からある製品です。

ただしデメリットが3つほどがあります。

 ①お部屋が暗くなるということです。どれくらい光を通すかの指標の可視光線透過率が、15%とか35%になります。主観ですが、15%のシルバーフィルムを貼りますと、遮光のレースのカーテンをするぐらい(あくまでも目安ですが)になります。

 ②番目ですが、外観が鏡のように反射が強くなりギラギラした外観になるということです。よく鏡のような外観の窓を見たことがあるのではないでしょうか。それがこのフィルムの場合が多いです。(ただしこの昼間は外から中が見えない効果を期待されて貼られる方もおられます)

 ③番目は、光線を反射する関係上特定の電波も反射するようで、携帯電話などの受信状態が悪くなる時があるということです。これは、壁の一方側全体を貼った場合など大きな面積を貼った時にまれに出る現象のようです。

 

そして、もう一つの選び方は、遮熱はしてほしいが、部屋からの見た目や外観などは変えたくない場合です。

このご要望には、比較的に透明に近い遮熱フィルムをチョイスされるのが良いと思います。こちらのフィルムは、上記のシルバー系のデメリットを全てクリアしています。

具体的には、グラフィルでは NS70  CBL80   、3M では、NANO70S  NANO80S  、サンゲツでは、シンラHR90  ルーセント90  コア70 といった製品になります。代表的な製品をあげましたが、この透明系の遮熱フィルムには、飛散防止フィルムに少しだけ遮熱効果があるような製品から、技術を駆使して遮熱効果を上げている上記のNANOのようなフィルムまで豊富なラインナップが用意されています。コストと遮熱の効果、外観や濃さなどいろんな要素が関係しますので、どうぞお気軽にご相談くだされば幸いです。

 

シルバー系、透明遮熱系とこのカテゴリーのフィルムは、一番種類が多いので今後もう少し絞って製品の特徴や選び方を取り上げたいと思います。