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住宅の防犯対策としての防犯フィルムについて

窓に関しても、対策を複数行っておくことが大切です。

このブログは、フィルム職人の書いているブログなのでどうしても防犯対策として防犯フィルムに重きを置きがちになってしまいます。これらを読む皆様はそこのところは考慮に入れて読んでくださっていると思いますが、フィルム施工以外に関しても防犯対策の一専門家として言っておきたいことを書きたいと思います。

 

まず、防犯フィルムを貼っていれば絶対に安心という事は今の時代ありません。窓から入られなくても、玄関のカギを開けて入ってくる可能性もあります。ですから、玄関のカギをピッキングされたり破られないようにするカギに交換することも大事です。

 

家の周囲も死角となるようなところが無いように、環境を見直し整備することも大事です。よく言われることですが、高い塀などは安全なようで一度内側に入られてしまうと、泥棒が安心して仕事が出来てしまいます。窓のあたりに余計なものや植物などで隠れることができないようしておくことも大切です。防犯カメラの設置、防犯砂利をまいておくなども良いと思います。

 

要は、様々な対策を同時に行っていくことが大切です。そうしますと、泥棒が「ここは手間取り目立ちそうだからよしておこう」ということになっていきます。

 

それでも、窓に防犯フィルムを貼ることは、直接窓からの侵入を防ぐ上で大切になってきます。窓ガラスを割って鍵を開けるのが一番時間的に早い侵入経路になるからです。何も対策がなされていないと、十数秒でガラスを割ってからクレセント錠の解錠までいってしまいます。しかも、あまり音をたてないでこじ破りという方法で開けてしまいます。

 

でも、単に防犯フィルムを貼ったから安心というのではなく、補助錠の設置と施錠を忘れないようにすることは大切です。今の住宅には、補助錠というのは大抵ついています。でも、初めに付いていたものに加えてご自分で簡易なものでもプラスして設置することも効果があります。(補助錠が下についている場合、上に設置することが効果的です)つまり、なるべく解錠までの時間がかかるようにしておくということです。防犯フィルムでクレセント錠本体を開けるのに時間がかかり、補助錠もありそれでも開かないとなれば大抵の泥棒は諦めるでしょう。

 

補助錠は、下記のようなものでも効果があります。既存の補助錠がサッシの下部にある場合、上部に設置すると良いです。両面テープで付けられますので、簡単に設置できます。

下記のような補助錠もあります。すべってしまって力を入れて開くとサッシが開いてしまう場合もありますから、よく確かめる必要があります。