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ガラスワイパーについて

今回は、ガラスワイパー(スクイジーとかトンボ、ゴムワイパーと呼ばれる)です。

ご存知のように、ガラスの清掃で使うT型のワイパーです。一般の方も使いますし、清掃のプロも使います。ガラスフィルム職人は、フィルムを貼りこむ前の事前清掃で、スクレーパーをかけた後に使います。

このワイパーは、100円ショップから、ホームセンターや専門店まで物の質に本当に幅があります。わたしも、自分の家のちょとした清掃に300円ぐらいの物を買った時がありましたが、使えないことはありませんでしたが、やはりふき取りが良くなかったです。やはり、しっかりしたものを買った方が良いと思います。有名なメーカーでは、アンガー、エトレ、ステコーン、モアマンなどの海外メーカーから、セイワ、テラモト、山崎産業、TOWAといった国産メーカーまでいろいろあります。フィルム職人は、アンガーやエトレを使っている人が圧倒的に多い気がします。素材は、真鍮、ステンレス、アルミ製があります。私は、エトレのステンレス製の物を使っています。ゴムが付いているチャンネル部分と持ち手の部分のハンドルに分かれていて、チャンネルの長さを用途に応じて替えることが出来ます。35センチぐらいが一般的です。このワイパーの選択は、ほとんど純粋な好みが表れるところです。フィル職人HASは、仕事ではエトレとアンガーしか使ったことがないので、偏見が入ると思いますが、エトレが最高です。質実剛健というのでしょうか、魅力があります。真鍮製も捨てがたいですが、少し重たいです。(清掃業者がこれを使っているのをよく見かけます)ステンレスはこれよりは少し軽いです。また、エトレのゴムは、水の切れが良いと感じています。替えゴムを買った時に、説明文がついていて「エトレのゴムは精巧なエッジを維持するため、一つ一つ丁寧な検査を行っています」ということです。水切れの良さも納得です。

 

ETTORE エトレー ガラススクイジー(ステンレス)35cm

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ゴムの断面です。非常に鋭いエッジを保っているのが分かります。

エトレの替えゴムです。

使い方ですが、洗浄液を噴霧した後、上から下に止めずにスキージングして、少し重ねながら清掃します。フィルム職人の中には、上から横にスキージングして弧を描くようにして一度にガラスを清掃する人もいます。きれいに清掃するコツは、最後まで動きを止めないことと、一度ワイパーをガラスから離してまたガラスにつける時は、ペーパーでゴムをしごいてゴムについたガラスの汚れや付着物が混ざる水をふき取ることです。